ちょうど自分にうってつけの情報があった。
多くの人が経験するであろう、「退職」である。
何を隠そう、
2025.8.24 現在絶賛今の職場を退職する直前なのだから。
そんなこともあって、退職に関する情報をちょこちょこいろいろなところから集めている。
ちなみに、自分は現在33歳で5社目で、さらにここから転職をすることになる。
これまでの過去の失敗の経験なども踏まえつつ、合計4回転職活動をしている自分でも「これは知らなかった」などと感じたことも併せてご紹介していきたい。
過去4回転職してきたなかでの失敗談
まずは失敗経験からお話していければと思う。
思い出すだけで、かなり搾取されてきた。
書いてて泣きそうになるが、頑張ってここでお伝えしていきたい。
失敗その1 有給を使う=悪いこと
かなり後悔している。
高校卒業して入社し、7年ほど勤めた会社の話になる。
早い話がブラック企業で、自分が休んでしまうと、ほぼ必ず誰かが残業になってしまう劣悪環境であった。
どれくらいやばかったのかは、以下に記載しているので、興味がある人は一読して欲しい。
7年6ヶ月勤めた、ワイのブラック企業
① 交代勤務(夜勤あり)で手取り16万
ボーナスは数万円あれば良い方。
高卒とはいえ、これが当たり前だと思っていたのが不思議。
② 年間休日わずか91日+有給
大型連休は一切なし。
当時は何の疑問も持たなかった自分が恐ろしい。
③ 上司の気分に左右される職場
仕事でミスをすると「俺やるから帰っていいよ」と突き放される。
無視も日常茶飯事だった。
④ 年中36度の暑さ
灼熱の環境で働き続けていた。
暑がりな自分からすると、今ではまったく理解できない。
⑤ 誰かが休めば、誰かが犠牲になる
休んだ人の穴を埋めるため、誰かが残業か早出になる仕組み。
自分がその立場になると腹が立ち、有給を使わなくなった元凶。
早出の時には、プライベート中に会社から電話が来ることもあった。
「有給=悪」だと勘違いした人間が7年半も働くとどうなるか?
当然のごとく、有給は40日まで積み上がり、さらに余った分はどんどん消えていく。
退職時も「全部使うのは申し訳ない」と思ってしまい、結局40日の半分くらいしか消化しなかった。
今思えば、本当にアホだったし、無知だった。
みんな、俺みたいになるな…。
失敗その2 目に見える最もらしいアドバイスや直感で突き進む
7年半勤めた会社を辞めたあとの話になる。
退職理由は「IT業界に携わりたい」だった。
職業訓練学校でプログラミングを学んだが――
意味がわからないし、隣のおとなしそうな兄ちゃんは何でもできる。
完全に授業に取り残されていった。
要するに、
IT全般、向いてなくて草。
意気消沈し、早くも人生に行き詰まった。
本来であれば、ここで一度立ち止まり、自己分析を行うべきだった。
しかし、そのときに職業訓練で仲良くなった人から、
「営業向いてるんじゃない?(知らんけど)」
という言葉を鵜呑みにし、営業の道へ進み始めてしまった。
せめて営業に関する情報を集め、しっかり考えた上で決断すればまだ良かった。
だが実際は――
「未経験でも雇ってくれるところがあれば入ったる」
というノリで転職活動をしてしまった。
結果、どうなったか。
そう、生命保険の営業で地獄を見るハメになる。
みなさん、こんな適当な転職活動は本当にやめましょう。
失敗その3 状況が悪くなってからの転職活動
そもそもの話。
転職活動をしようと思い立つのは、現職に不満があるからだ。
当たり前だが、居心地がいい状況で「転職したい!」なんて思う人はまずいない。
逆に言えば、転職したいと思った時点で、すでに現職では心の余裕がなく、モチベーションなんて残っていない。
実際に自分もそうだった。
無職期間から抜け出すことだけを目的に転職し、結果として**3社の“無駄な職歴”**をつくってしまった。
正直、その3社で得た経験は学びと呼べるものではなかった。
「会社を辞めてからゆっくり次を探せばいい」――これも一理ある。
しかし、自分には当てはまらなかった。
むしろ、現職に不満がなかろうが、入社したばかりだろうが、転職活動や自己分析は少しずつ進めておくべきだと痛感している。
不満が出てきてからでは、もう遅いのだ。
退職するにあたり、タメになる話
これから退職を考えている人は、とくに知っておいてほしいことを伝えられればと思う。
いつでも録音できる状態にしておく
「いつでも録音してやる」マインドでいることの安心感よ。
実際に自分も、録音せざるを得ない状況に陥ったことがある。
きっかけは、退職に伴って有給取得の旨を伝えたとき。
そのとき上司から出た言葉は――
「すごいね。よく休めるね」
半笑いで、そんな発言をされた。
みんなに聞きたいんだけど、
土日だけで熊本から滋賀に引越しできると思う?
有給が10日も残ってるのに、一切使わないとか現実的じゃないだろ。
相手は30代と若い年代だったが、こんなやばい考え方を本当にする人がいるんだと逆に感心したくらいだ。
だからこそ、録音機能は武器になる。
面談を積極的にこじつけて、やばい発言を引き出せればこちらはどんどん有利になる。
それだけじゃなく、自分の気持ちにも余裕が生まれる。
iPhoneやApple Watchなど、録音手段はいくらでもある。
ぜひ有効活用して、退職を少しでも有利に進めてほしい。
有給の時季変更権について
今のところ自分は大きなトラブルに遭ったことはない。
しかし、退職時の有給取得について正しく理解していない責任者は多いと感じる。
結論から言えば――
退職時に有給消化を告げられた責任者は、時季変更権を行使できない。
「こんなクソ忙しいときに退職して、それに加えて有給を全消化だと?」
「お前が休むせいで業務が止まる。責任をとって損害賠償だ!」
そんな文句は一切通用しない。
ある弁護士がこんな言葉を残している。
「あなた1人が休んだくらいで回らなくなるのって、それはあなたの責任ですか?」
まさにその通りだと思う。
ちなみに退職以外の有給取得についても同じだ。
「繁忙期以外に取れ」などと言われることがあるが、
そもそも1人抜けただけで穴埋めできない会社は、結局いつでも忙しい会社でしかない。
この場合も時季変更権は成立しない。
要するに、有給を妨害してくる会社はまともではない。
そういう会社に当てはまるなら、冷静に「それ相応の対応」をとるべきだ。
まとめ
- 2025年8月24日時点で退職直前、33歳・5社目。
- これまで転職活動を4回経験、失敗談も多い。
- 振り返れば「知っていれば避けられたこと」がほとんどです。ここでは特に伝えたい教訓をまとめます。
1. 有給は正しく使うべき
- 「有給=悪」と思い込み、7年半で40日以上無駄にした哀れな
- 退職時に遠慮する必要は一切ない。
2. 根拠のない転職は地獄を見る
- 「ITやりたい」と飛び込んで挫折。
- 「営業向いてる」と言われ鵜呑みにして生命保険営業へ → 苦痛の日々。
- 転職は情報収集と自己分析が必須。
3. 不満が出てから動くのは遅い
- 無職脱出だけを目的に3社を転々とし、無駄な職歴を積んだ。
- 入社直後からでも、次を見据えた準備を少しずつ進めるべき。
4. 退職時の実務対策
- 録音は武器:「よく休めるね」発言すら証拠になる。
- 有給の時季変更権は退職時に使えない。繁忙期を理由に妨害するのも無効。
- まともでない会社に当たったら、冷静に対処すべき。
退職や転職は「勢い」や「感情」で動くと痛い目を見る。
正しい知識と準備、そして冷静さがあれば、退職は不安ではなく次への一歩になる。
コメント